でも、数年が過ぎればすごいレーサーになっているとメディアでも応援していたので、オートレースってそんなに魅力があるのかなと思いました。
私の兄はバイクが大好きで、いつも峠を走ります。レーサーを目指していたので、オートレースの話題になると目を輝かせていました。兄と一緒に会場に行こうということになって、オートレースの魅力が分かるのかなとワクワクしながら付いていきました。会場が近くなって、エンジン音が聞こえます。兄は早くしろと急かしました。入場料がいるとは知らなくて、兄が払ってくれて、私は緊張した気持ちで入りました。
音が大きくなってきます。出走表をもらい上に行くと、レースが行われています。すごく盛り上がっていました。バイク好きの野郎ばかりかと思ったら、意外と女性の姿もあります。兄が席を確保してくれて、じっとその状況を見ていました。
すごく広いのですが、別世界という状況で、私は落ち着きません。兄は、出走表とそして掲示板を見ながら、予想でもしているのでしょうか、夢中になっていました。
レース前の疾走タイムが出てくるので、兄はそれをメモすると、車券を買ってくるけど、お前はどうすると聞かれました。私は、今回は見ているだけにしようと思い、買わないと答えました。場内はすごい人盛りですが、特別席などもあって、子どもを遊ばせておける場所まで用意されていることもあって、家族で来ているという人たちも見えました。
兄が戻ってくると、レースがスタートすると聞いて、慌てる様子で座りじっと見つめます。笑ってしまうぐらい子どものように見えました。オートレースって一度では分からないと思い、数回連れて行ってもらうことで面白く感じるようになりました。今は、賭けることもあり、知らない間にファンになったような気がしています。